虫歯治療
「どこかぶつけたわけではないのに、歯の一部が欠けている」
「奥歯の表面に黒い穴が空いている」
「ジンジンとした痛みを感じる時がある」
このようなきっかけで「虫歯ではないか」と考え、歯医者に行こうかどうか悩む方が一番多いのではないでしょうか。
虫歯は放っておくと、いずれ歯を失うことになってしまう怖い病気です。早めに治療を始めましょう。
虫歯治療はどこでも同じように受けられる、とお考えの方が多いかもしれませんが、実は違います。しっかり治せず再発したり、治療後の歯の色や形などが気になって思いきり笑えなくなったりする人は珍しくありません。
自分の歯で食事を楽しみ、笑顔で過ごせる未来のために、加部歯科医院が虫歯治療について詳しく紹介いたします。
虫歯とは?
虫歯とは、細菌により作られた酸が歯を構成する成分を徐々に溶かしていく病気です。
歯の表面から奥に向かって進行します。特に、歯と歯の間や、奥歯などの溝が深い部分から進むことが多いです。
初期段階で進行を食い止められれば自然に治りますが、一定以上進むと治りません。歯科医院での虫歯治療が必要です。
虫歯の簡単セルフチェック
- いつも食べたものが詰まるところがある
- 糸ようじがいつも引っかかるところがある
- 冷たいもの・温かいものを飲んだり食べたりした時に歯がしみる
- 歯がしみるだけではなく、ズキズキとした痛みを感じる
- 痛みはないが、触ってわかるような腫れがある
- 食事中に噛んだ時に違和感を覚える
- アーモンド臭のような口臭が気になる
- 歯の色が白から茶、黒へと変わってきた
このような症状に1つでも当てはまる場合は、虫歯の可能性があります。
自覚症状なく悪化していることもあるので、「知覚過敏だと思っていた」という方が実は重度の虫歯だった、というケースも考えられます。
特に、虫歯を治した経験がある人は要注意です。治した部分が虫歯になると、急激に悪化します。
虫歯になりやすいのはどこの歯?
個人差も大きいですが、歯の場所によって、虫歯のなりやすさには差があります。
虫歯になりやすい順番
- 下の第一大臼歯(奥から2番目の歯)
- 上の第一大臼歯(奥から2番目の歯)
- 上下の第二大臼歯(親知らずを除き一番奥の歯)
- 上の小臼歯(前歯と奥歯の真ん中の歯)
- 上の中切歯(前歯)
- 上の側切歯(前歯と犬歯の間の歯)
- 下の小臼歯(前歯と奥歯の真ん中の歯)
- 下の中切歯(前歯)・上の犬歯
1・2は一番最初に生える永久歯で、「6歳臼歯」とも呼ばれます。成長の過程で虫歯になる人が多いです。
3に関しては、虫歯になりやすさの差はほとんどありません。上の奥歯を磨くのが苦手など、歯磨きの癖によって差が生まれる可能性はあります。
この他、奥歯の表面の溝や、歯と歯の間が接しているところ、歯と歯茎の境目も虫歯になりやすいです。また、金属やプラスチックでできた被せ物の周りも細菌が付着しやすいため、虫歯リスクが高くなります。
虫歯になりやすい歯は、特に注意してケアしましょう。
虫歯になりやすいのはどんな人?
歯の場所だけではなく、年齢や生活習慣も虫歯になりやすさを左右します。
永久歯が生え始め、成熟するまでの時期(6~20歳くらい)は、歯の表面のエナメル質が弱いため酸のダメージを受けやすく、虫歯になりやすいです。
中でも、高校生から大学生にかけては食生活が乱れたり歯磨きを怠ったりしてしまいがちなので、虫歯が増えます。
また、60歳以降も歯茎が衰えて歯根が露出し、酸のダメージを受けやすくなるため、どうしても虫歯になる方が増えます。
しかも、奥まで進行した虫歯になりやすいので、早い段階での治療が必要です。
年齢以外では、お菓子やジュースを口にする頻度が高く、常に何かを飲み食いしている、という方は、虫歯のリスクが非常に高くなります。
歯並びに問題がある人や、矯正治療中の人も虫歯になりやすいと言えます。
なお、唾液の量や成分からも虫歯になりやすいかどうかがわかります。気になる方は検査を受けてみるのも良いでしょう。
加部歯科医院の歯科ドックでも、唾液検査・虫歯細菌検査を行っています。
虫歯の原因
虫歯を引き起こす酸を生み出す細菌は、プラーク(歯垢)の中にあります。
プラークとは、歯の表面や歯肉(歯茎)につく、白または黄色のネバネバとした細菌の塊です。
食事の後は毎回プラークがたまり、内部で虫歯の原因となる酸を作ります。この時点で、すでに初期段階の虫歯です。
すぐに歯ブラシやデンタルフロスなどでプラークを取り除けば問題ありませんが、ケアを怠ると酸が増え、やがて歯を表面から溶かしてしまいます。
虫歯の進行段階
虫歯は、歯のどの部分まで達しているかによって、CO(シーオー)・C1・C2・C3・C4という言葉で表すことができます。
CO-C1の虫歯は日頃の歯磨きでも治せる
COは歯の表面に不透明な白斑や褐色斑が見られる、初期段階の虫歯です。
さらに進行すると、歯の最も外側にあるエナメル質に穴が開いたC1の状態になります。
COの段階で適切なデンタルケアを行い、酸が歯を溶かす力よりも歯の構成成分を再生しようとする力(再石灰化)が上回ると、虫歯は自然に治ります。
C1でも、同じように酸の増殖を再石灰化が上回れば、進行は止まります。
歯ブラシやデンタルフロスを使うほか、再石灰化を促す効果を持つ歯磨き粉(デンタルペースト)なども用い、丁寧にケアしましょう。
C2以降は歯医者の虫歯治療が必要
象牙質まで進んだC2状態の歯でも、見た目上の変化はありません。
しかし、酸は内側でどんどん歯の構成成分を溶かしています。
冷たいものや熱いものが口の中に入ると、痛みを感じるようになるでしょう。
セルフケアだけでは治らないので、歯医者で虫歯治療を受ける必要があります。
ただし、この段階で治療を始めると、比較的短期間で治る方が多いです。
C3・C4は高度な根管治療で治す
C3以降は歯に大きな穴が開くので、見た目にも虫歯だとわかります。
C3では何もしていなくても歯がズキズキと痛みます。
虫歯が歯髄(神経)まで達しているため治すのは難しく、「根管治療」と呼ばれる、より高度な治療が必要です。
さらに進むと神経が壊死するため痛みを感じられなくなりますが、膿がたまり腫れる、化膿するといった重い症状が現れるでしょう。
このC4状態の歯には、神経を取り除く処置を伴う「感染根管治療」を行います。場合によっては、外科的な処置も必要です。治療の負担が非常に大きくなりますし、歯を残せない可能性も高くなります。
虫歯を予防するには
最も重要なのはプラークを残さないことです。
虫歯の予防効果は、毎日の歯磨きと歯科医院でのケアを組み合わせることで高くなります。
食べたら歯を磨く
間食も含め、毎食後プラークを残さないようにデンタルケアを行いましょう。
特に歯の表面の溝や、歯と歯が接する部分にたまりやすいので、重点的なケアが必要です。歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシも活用することをおすすめします。
もちろん、歯ブラシの毛先が広がっていると効果が下がります。1~2か月に一度は交換しましょう。
定期的に歯科医院で専門的なケアを受けましょう
どんなに丁寧に行っても、セルフケアだけで完全にプラークを取り除くことはできません。
しっかり虫歯を予防するためには、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも重要です。
特に「予防歯科クリーニング(PMTC)」であれば時間をかけて徹底的に歯垢を落とすことができます。
出典:「歯間清掃具によるプラーク除去効果の臨床的検討」日本歯科保存学雑誌,48,272-277(2005)
加部歯科医院では、ウォータースプレーで歯垢を取り除くエアフローを用いてPMTCを行っています。器具が入らないような細かな部分まで行き渡る、より効果的なクリーニングです。
定期的なPMTCは、虫歯の早期発見だけではなく、歯周病など他の疾患を予防できるという意味でも大変おすすめです。
虫歯治療が目指すもの
虫歯治療の目的は、酸が歯を溶かしている状況を食い止め、虫歯になる前と同じように、しっかりと噛めるようになることです。
そのために、酸によるダメージを受けた部分を取り除いたり、薬(フッ素)を塗ったり、溶かされた部分を詰め物(ダイレクトボンディング・インレー・アンレーなど)・被せ物(クラウン)で補ったりします。
必要な治療内容は進行段階によって異なりますが、早い段階で始めれば、短期間で終わることが多いでしょう。
噛み合わせや個人の癖によっても変わるので、個人差に合わせた治療を行うことが重要です。
軽度の虫歯に対する治療
ごく初期段階の虫歯治療では、まず酸によってダメージを受けている部分を取り除きます。
取り除くことによってできた穴には薬を入れ、必要に応じて被せ物で蓋をします。覆髄(ふくずい)と呼ばれる処置です。
ダイレクトボンディングで修復
軽度の虫歯に対しては、削る部分も補修する部分もできるだけ小さくするために、ハイブリッドセラミックによる「ダイレクトボンディング」が増えています。
ダイレクトボンディングは虫歯治療だけではなく、歯が欠けた部分の補修など審美治療にも有効です。
中度の虫歯に対する治療
より進行した歯には、ダイレクトボンディングで欠けた部分を埋めるのではなく、詰め物・被せ物でしっかりと覆う治療が必要です。
軽度の虫歯に対する治療と同じく酸に感染した部分を取り除き、薬で埋めた後、セラミック・金属などでできた「インレー」(より全体を覆うものはアンレー)と呼ばれる詰め物で一部を覆ったり、「クラウン」と呼ばれる被せ物で蓋をしたりして、虫歯になる前の歯の形を再現します。
インレー・アンレー・クラウンは、まとめて補綴物(ほてつぶつ)と呼ばれます。
素材は様々で、被せる場所や噛み合わせの癖などによって、適切なものは異なります。
セラミック製の補綴物
セラミック製の補綴物は、見た目が元の歯に近いため、前歯など審美性が気になる部分に向いています。
以前は強度が心配でしたが、近年は進化が著しく、前歯・奥歯を問わず使用できるようになりました。セラミックの中でも「ジルコニア」は特に頑丈です。色も変わりにくく、自然な状態を長くキープできます。
細菌が繁殖しにくいため、虫歯の再発リスクが低いという点もメリットです。
金属製の補綴物
金属製の補綴物の代表は、金合金です。金だけではやわらかすぎるため、プラチナや銀・パラジウム・亜鉛などを加えて使用します。
金の含有量によって強度や伸びに差があり、埋め込む場所によって使い分けます。
保険で使われることの多い「銀歯」も正確には「12%パラジウム合金」という合金で、金12%以上・パラジウム20%以上・銀40%以上・残りは銅で構成されています。
大きい部分を補修する際や極端に強い負荷がかかりやすい場所、歯ぎしりのある人には向いている場合がありますが、錆びやすく細菌も繁殖しやすいので、セラミックより再発しやすいです。
重度の虫歯に対する治療
酸が歯髄(神経)にまで達しているC3以降の虫歯に対して行う根管治療では、神経も含めてダメージを受けた組織を取り除き、その部分に詰め物を入れ、コアと呼ばれる土台を設置した後、被せ物で蓋をします。
成功率の高い精密根管治療
保険の範囲内で行う根管治療は成功率が低く、再発してしまうケースが多いです。
再発すると、さらに治療が難しくなり、歯を残せる可能性も下がります。
加部歯科医院では、成功率を上げるために熟練の治療技術とマイクロスコープ・レーザーなどの最新機器を用い、詰め物・被せ物の質にもこだわった自費治療「精密根管治療」を用意しています。
歯を残せないケースもある
虫歯の進行状況が深刻な場合、無理やり歯を残すと菌が周囲の組織に感染して異常をきたすなど、身体の他の部分に悪影響を及ぼす可能性があります。
歯の根が割れていて、どうしても残せないケースも考えられます。
こういった場合は抜歯せざるを得ませんが、ただ歯を抜くと歯並びが崩れて残った歯が虫歯になりやすくなったり、喋りにくくなったりする恐れがあります。
歯を入れれば、喋れる・噛める状態をキープできる
なくなった部分を補う治療には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどがあります。
歯を抜いても神経が残っている場合は、ブリッジでも長持ちする可能性が高いです。
しかし、最も自然で、しっかり喋れる・噛める状態を取り戻せるのはインプラントです。
加部歯科医院では、自分の歯があった時以上の美しさと高いメンテナンス性を兼ね備えた「審美精密インプラント」を目指しています。
歯周病を併発していたら?
虫歯と歯周病を併発している場合は、虫歯治療と歯周病治療どちらを優先して行うか、歯の状態に合わせて判断する必要があります。
判断の軸となるのは、虫歯・歯周病それぞれの痛みの強さや、歯の周りの組織の状態などです。他にも様々な要素があり、必要に応じて平行して治療を進めることもあります。
虫歯治療と同じく、歯周病治療も「どこの歯医者でも同じ」というものではありません。どちらもしっかり治療できる歯科医院を選んでおくと安心です。
再発しない虫歯治療を選ぶ重要性
虫歯は、繰り返せば繰り返すほど治りにくくなります。
酸で溶けた部分をきれいに取り除くことはもちろん大切です。しかし、その後の詰め物・被せ物がぴったり合っていないと、隙間からまた細菌が入り込んで虫歯になります。
その場合は進行が早いので、初めから再発しないように治療することがとても大切です。
歯髄(神経)は歯の健康を守る大切な部分
虫歯治療を繰り返すと、歯髄(神経)を抜くリスクも増えます。
歯髄は象牙質に栄養を送り、再生する役割を持っています。取り除くと歯が弱くなる上に痛みも感じなくなるので、次に虫歯になった時に悪化するまで気付かない方が多いです。
歯髄の保護は、虫歯の再発を防ぎ、歯を抜かずに守るための大切な要素です。
加部歯科医院の虫歯治療
加部歯科医院では、ただ虫歯を治すだけではなく、治療後の良い状態を維持し、10年・20年先まで歯とお口の健康を長持ちさせることを目指して治療を行っています。
少しでも早く、スムーズに虫歯治療に臨んでいただけるよう、痛みや治療への恐怖など、心の負担の軽減にも努めています。
再発しにくいよう、感染した部分をしっかり取り除きながらも神経を保護することにこだわり、同時に仕上がりの美しさも重視しています。
痛みを最小限に抑えた虫歯治療
「子供の頃に受けた虫歯治療が痛かったから、歯医者に行きたくない」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、治療を受けないと、虫歯の症状は悪化するばかりです。
加部歯科医院では、痛みに不安を感じている方にも安心して虫歯治療を受けていただけるよう、様々な工夫を行っています。
痛みを抑える上で重要な麻酔は、患者様の状況やご希望に合わせて選びます。
「今まで麻酔が効いたことがなかった」という方も、個人差や部位に合わせて麻酔を使用することで、痛みを感じることなく虫歯治療を受けていただけています。
また、眠っている間に治療が終わる「静脈内鎮静法」も可能です。
麻酔にこだわる以外にも、術後の痛みが発現しにくい治療方法を選んだり、治療を行う環境にも配慮したりと、様々な取り組みによって痛みを最小限に抑えた治療を実現しています。
再発しにくく、仕上がりも美しい虫歯治療
加部歯科医院では、特に「再発しにくさ」を重視しています。
何度も治療を受けるのは負担が大きいですし、虫歯は繰り返せば繰り返すほど治りにくく、悪化しやすくなります。
また、せっかく治しても、歯の色や形などが気になると自信を持って笑えなくなる方もいらっしゃることでしょう。
長く笑顔で健康に過ごしていただくために、再発しにくさ・仕上がりの美しさにこだわって虫歯治療を行っています。
感染した部分だけを正確に取り除く治療精度
虫歯治療の際、感染した組織を取りこぼすと、そこからまた虫歯が広がります。削りすぎても、残った歯の強度が落ちて再発しやすくなります。
また、削った後の形によっては補綴物(詰め物・被せ物)がグラグラと外れやすくなり、隙間から細菌が入り込むリスクが増えます。
加部歯科医院では、通常の器具による虫歯治療だけではなく、必要に応じてマイクロスコープ(手術用実体顕微鏡)で歯の内部を拡大しながら、マイクロエキスカベーターを使いピンポイントで感染した部分だけを正確に取り除きます。
歯髄(神経)と健康な象牙質はしっかり守りながら、補綴物を固定しやすいよう削り、再発のリスクを最小限に抑えます。
噛み合わせへのこだわり
再発しにくい治療を行うために、補綴物を作る際は噛み合わせを重視しています。
全体の力のバランスが狂っていると、歯に過剰な負担がかかり、虫歯・歯周病ともになりやすさが増します。
隙間がありすぎると食べたものが挟まり、歯ぐきを痛めやすいです。大きさが合っていないために、頬や舌を噛みやすくなってしまうケースも見受けられます。
通常、補綴物の作成は外部の歯科技工所で行いますが、加部歯科医院では歯科技工士が常駐している院内ラボ(歯科技工所)を併設しています。
そのため、その場で噛み合わせを確認しながら、ぴったり合った補綴物をはめることができます。
理想の形・色を実現できる
歯科技工士が常駐しているからこそ、直接患者様と色や形を相談しながら決めることも可能です。
「少し前歯を大きくしたい」
「歯と歯の間の隙間をつめたい」
「元の歯よりも白く明るい印象にしたい」
など、虫歯になる前の歯と同じではなく、すきっ歯や欠けた部分を補うなど、気になっていた部分を調整することもできます。
軽度・中度の虫歯治療の種類
ダイレクトボンディング
虫歯を直接ハイブリッドセラミックで埋めていきます。銀歯のように目立つことなく、初期段階の虫歯を小さく補修するのに最適です。
審美性・耐久性にも優れ、奥歯にも適応します。
ハイブリッドセラミックインレー・アンレー・クラウン
ダイレクトボンディングが難しい箇所に適応する治療です。
セラミックインレー・アンレー・クラウン
周りの歯の色と調和し、自然な仕上がりになります。ハイブリッドよりも耐久性が高く、細菌もつきにくいです。
金属アレルギーの心配もなく、安心して永くご使用いただけます。
ゴールドインレー・アンレー・クラウン
金属色ですが、特に噛み合わせの力が強くかかる場所に適応となる場合があります。
重度の虫歯に対する治療については、精密根管治療のページをご覧ください。
虫歯治療の費用
ダイレクトボンディング | ¥33,000~¥88,000 |
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ハイブリッドセラミックインレー・アンレー・クラウン | ¥66,000~¥143,000 |
セラミックインレー・アンレー・クラウン | ¥99,000~¥231,000 |
ゴールドインレー・アンレー・クラウン | ¥99,000~¥231,000 |
虫歯治療のよくあるご質問
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Q
虫歯が治るまでに必要な治療回数はどのくらいですか?
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A
虫歯の進行状況にもよりますが、初期段階の小さい虫歯の場合は1~2回ほどです。
型取りが必要な場合は追加で1回ほどかかるとお考えください。神経に近い部分まで進行している虫歯の場合は、感染部分を取り除いた後に薬を置き、3~6か月経過してから続きの治療を行う、というケースもあります。
来院いただく回数は多くなくとも、ある程度の期間が必要になる可能性はございます。
-
Q
虫歯になっても歯を残せますか?
-
A
歯自体は残せるケースがほとんどです。虫歯の細菌が神経まで達していても、適切に処置すれば問題ありません。
ただし、歯髄(神経)が壊死しているC4段階まで進んでいる場合は、抜歯せざるを得ない可能性もあります。大切な歯を残すために、できる限り早い段階で治療を始めてください。
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Q
虫歯治療は本当に痛くありませんか?
-
A
麻酔をかけてから行うので、基本的には痛くありません。特に加部歯科医院では、静脈麻酔で眠っている間に治療を行う無痛治療も可能です。
部分麻酔も3種類ほどご用意し、痛みの程度や虫歯のある場所などによって使い分けています。ただし、治療後1~2日ほどはジンジンとした痛みを感じることがあります。ほとんどの方は問題ありませんが、我慢できないほど痛みが強い時は、ご来院いただく場合がございます。
-
Q
せっかく治療しても、虫歯が再発しないか不安です。再発しませんか?
-
A
再発するかどうかは、治療後のメンテナンスに大きく左右されます。どんなにしっかり磨けていても1~2割は磨き残してしまうので、定期的に歯医者でクリーニングを受けましょう。
もちろん、治療の精度や詰め物・被せ物の素材によっても再発しやすさは異なります。1回目からきちんとした虫歯治療を受けておくことが重要です。
保険診療では決められた時間、決められた詰め物・被せ物を使用するため難しいですが、自費の場合、必要な時間をかけて専門の器具を使い、状況に応じてお薬を組み合わせる、精度の高い虫歯治療を受けることができます。
詰め物・被せ物も適合性が高く、噛み合わせにフィットし、細菌が付着しにくいので長持ちします。接着も強固なので隙間から細菌が入るリスクが小さく、再発の可能性も低いです。
当院が自費治療で用いるクラウンの場合、適切にメンテナンスを行えば10年以上再発していません。
-
Q
できるだけ保険で済ませたいのですが、可能ですか?
-
A
保険による虫歯治療は精度が下がるため再発のリスクが高く、短いスパンで治療を繰り返すことになるケースが多いです。虫歯治療は繰り返せば繰り返すほど難しくなり、歯を削る割合も大きくなります。将来的に歯を失う可能性が高くなるでしょう。
また、精度が下がるという以外にも、保険で使用できる詰め物・被せ物の素材は細菌がつきやすく、耐久性が低いという点も再発リスクが高い理由です。
自費治療のクラウンは10年以上保つよう設計されておりますが、保険で使用する材料のプラスチックは3~5年、金属(銀歯)は6~8年で虫歯が再発すると言われています。保険の詰め物・被せ物を最大限に長持ちさせるためには、特に定期的なメンテナンスが必要です。