歯周病の予防法

歯周病の原因と予防方法

歯周病は悪化していても気づきにくいといった症状の特徴があります。
まずは、「そもそも歯周病にならない」「進行させない」ことを意識することが非常に重要です。

東京・九段下の加部歯科医院が、日頃から気をつけていただきたい予防方法について、詳しくご紹介します。

歯周病の予防方法

歯周病を予防するうえで、最も重要なのは、プラーク(歯垢)を残さないよう適切にケアし、口腔内の細菌を繁殖させないことです。
これを「プラークコントロール」と言います。

プラークコントロールの基本は毎日行う歯磨きですが、歯科医院で受けられる専門的なケアを組み合わせることで、より予防効果が高くなります。

毎日のセルフケアは質が重要

毎日のセルフケアは質が重要

大半の方が毎日のセルフケアとして行っている、歯ブラシを使った歯磨き。「とにかく毎食後すぐに磨けばいい」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、大切なのは、回数よりも質です。

最低1日1回、10分程度の時間をかけて丁寧に磨きましょう。なお、歯ブラシをあてる順序を決めて、毎日規則的に磨くようにすると、磨き残しが生じにくくなります。歯間ブラシやデンタルフロスも使用し、歯と歯の間のプラークも取り除きましょう。

正しい歯磨きのために

正しい歯磨きのために

人には歯磨きの「癖」があります。奥まで歯ブラシが届いていなかったり、力が強すぎて歯茎を痛めていたり。自分ではしっかり磨けていると思っていても、案外磨き残しができているものです。
定期的に歯科医院で検診を受け、歯磨き指導を受けることをおすすめします。

また、歯ブラシの毛先が開くと、プラーク除去の効果は低下します。1~2か月に一度を目安に交換しましょう。

歯磨き粉は必要?

歯磨き粉は必要?

「歯磨き粉を使わないと、歯を磨いた気にならない」と考えてはいませんか?
実は、この考えは非常に危険。歯磨き粉を使うことで、しっかり磨けていないのに「きれいになった」と感じてしまう可能性があるためです。

効率よく歯磨きするという意味では、たしかに歯磨き粉を使用したほうが良いです。しかし、過信しないよう注意しましょう。

また、歯周病への効果をうたう市販の歯磨き粉の中には、表面の炎症だけを一時的に抑えるものがあります。そういった製品を使っても、歯周病は治りません。歯磨き粉に頼るのではなく、早めに歯医者に行って治療を始めましょう。

歯科医院での定期的な専門ケア

セルフケアにはどうしても限界があり、プラークや汚れは、毎日少しずつ残ってしまいます。しっかり落とすためには、専門家による定期的なケアが必要です。
中でも、時間をかけて徹底的に歯垢を落とす「予防歯科クリーニング(PMTC)」がおすすめです。

予防歯科クリーニング(PMTC)で歯と歯の間の歯垢も除去!

PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング」の略で、「専門家による・専用の機械を使った・歯の・クリーニング」という意味です。
歯科衛生士がお口の中をくまなく確認しながら、専用の器具を使って歯垢を取り除きます。

PMTCであれば、歯ブラシやデンタルフロスだけでは取り除くことができない歯と歯の間の歯垢も、ほぼ完全に取り除くことができます。

PMTCによる歯間部の歯垢除去率

出典:「歯間清掃具によるプラーク除去効果の臨床的検討」日本歯科保存学雑誌,48,272-277(2005)

エアフローだからインプラントも傷つかない!加部歯科医院のPMTC

加部歯科医院のPMTCで使用するエアフロー

加部歯科医院では、通常のPMTCで用いる研磨剤ではなく、ウォータースプレーで歯垢を取り除くエアフローを導入しています。

研磨剤を使用すると、インプラントや詰め物・かぶせ物に傷をつけてしまう可能性がありますが、エアフローであれば心配はありません。
また、喫煙によるヤニや茶渋など、歯の着色汚れの除去にも効果的です。

予防歯科クリーニング(PMTC)について

定期的なケアで歯周病を早期発見・早期治療

クリーニングのために歯医者に通っていると、いざ歯周病になってしまったとしても、早い段階で見つけることができます。初期段階であればあるほど、短期間に少ない費用で改善できる可能性が高くなります。

歯周病は、全身の疾患にもつながる病気です。長く健康を保つためにも、セルフケアと歯科医院での専門ケアを上手に組み合わせ、発症予防・早期治療に努めましょう。

歯周病・歯周病治療について

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